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行政
2024.01.05
確実な専門家の関与や販売体制重視した新制度の概要固まる
医薬品の販売制度に関する検討会は12月下旬の第11回会合でとりまとめ案を大筋で了承し、時代の変化を踏まえて制度のあり方を固める役割を終えた。デジタル技術活用によって資格者不在店舗での医薬品販売を求める規制改革要望に端を発した検討会だが、昨年2月から10カ月におよんだ議論では零売薬局問題、若者の市販薬濫用といった社会課題が強調され、医薬品の区分と販売体制を根本から見直す作業に発展。専門家による販売時の関与を明確化するなど、結果的に規制改革の要素よりも運用面の厳格化が際立つ形となっており、規制改革推進会議の反応を含めた法制化までの調整を残しつつ、現時点では現場にとって従来以上の対応が迫られる方向にある。(詳細は1月10日号)