PICK UP
行政
話題
2025.11.21
医療用薬と成分同じでも用量・効能などの違い重要な論点に
医療保険制度改革の検討を進める社会保障審議会医療保険部会は、今月上旬に開いた第202回会合から薬剤給付のあり方に関する本格的な議論を開始した。特に骨太方針2025において指摘され、三党合意事項となっているOTC類似薬の保険適用見直しでは最大の課題である患者の自己負担増に加え、医療用薬とOTC薬では成分が同じであっても用法・用量、効能などが異なることを重視して方向性を模索していく様相にある。一方、直近11月20日開催の第204回会合では患者団体からのヒアリングが行われ、やはりOTC薬との薬剤費差による患者負担増、治療・受診機会損失などを理由に保険適用除外には強い反対意見が寄せられた。(詳細は11月26日号)

