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2025.09.04
個店の不遵守目立つ医薬品販売制度実態調査受け改善誓う
日本薬剤師会は厚生労働省が8月22日に公表した令和6年度医薬品販売制度実態把握調査結果について、定例会見で「全般的に改善されている部分は確かにあるが、まだしっかり態勢を取っていかなければいけない部分もある」(上野清美専務理事)とし、会内で進める自己点検を引き続き徹底する姿勢を強調した。今回の調査結果において近年遵守率の低さが指摘されてきた濫用等の恐れのある医薬品の複数購入の販売対応で、適切だった薬局・店舗販売業は前年比7.6ポイント増の88.4%と改善しているが、適切率は独立店が63・2%(8.4ポイント増)だったのに対し、チェーン店は88.7%(6.9ポイント増)と、いわゆるドラッグストアチェーンが大きく上回っており、問題となる『質問等されずに購入できた』はチェーン11.3%に対して独立店は36.8%も確認と、中小薬局・薬店が主体とされる独立店での不遵守が目立っている。(詳細は9月10日号)