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行政
2025.06.09
緊急避妊薬OTC販売「薬剤師の面前服用」必要と判断
医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議は、先ごろ開いた第32回会合で緊急避妊薬のスイッチOTC販売における条件を議論し、年齢制限や保護者の同意は求めないことなどで合意する一方、市民団体らが購入のハードルとして憂慮する薬剤師の面前服用は多くの構成員が「必要」との見解を示した。緊急避妊薬をめぐっては5月中旬、あすか製薬が「ノルレボ」のスイッチOTCについて製造販売承認を昨年6月に申請したことを明らかにしており、評価検討会議は今回の議論をもって意見書をまとめ、薬事審議会要指導・一般用医薬品部会に承認の可否判断が委ねられる段階を迎えたことで、普遍的な取り扱いに向けた薬局・薬剤師の体制整備が急がれるところとなっている。(詳細は6月11日号)