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NPhA
データ
2023.07.25
調剤基本料1とそれ以外の薬局で平均点数に顕著な格差指摘
日本保険薬局協会(NPhA)は社会医療診療行為別統計(2022年6月実績)を独自分析した結果、基本料3の薬局で各種技術料の算定率が高く、特にかかりつけ薬剤師指導料や医療機関および患者への情報提供、服薬支援の実績が顕著とした。調剤基本料1の薬局とそれ以外とでは受付1回につき39・3点の開きがあり、基本料の点数差(平均22・4点)に加えて基本料1以外は要件のハードルが高く、点数が低い地域支援体制加算3、4が適用されることによる同加算の点数差(平均18・5点)によるところが大きいとするほか、かかりつけ薬剤師指導料を算定している場合の方が各種加算の算定率が高い傾向が見られており、NPhAでは診療報酬議論の本格化に向けて薬局機能の観点から「不合理な現状がうかがえた」と問題提起している。(詳細は7月26日号)