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行政
2023.06.21
要指導薬・濫用リスク薬の取扱いなどは規制強化に舵
医薬品の販売制度に関する検討会は12日の第5回会合で医薬品の販売区分と販売方法を議論し、焦点にあげられる要指導医薬品および濫用のおそれのある医薬品(濫用リスク薬)の取り扱い、処方箋医薬品以外の医療用薬販売では総じて規制強化が必要との展開を辿った。要指導薬は区分の見直しにおいて、アクセス向上の側面からデジタル活用やスイッチ促進を勘案した規制緩和の可能性も含む一方、濫用リスク薬では若年層における市販薬濫用問題を重視し、販売店舗の限定やネット販売の禁止といった強い対策を求める意見が集中。いわゆる零売薬局は第1回会合同様に問題点や危機感の指摘に終始し、何らかの法的な規制を促す方向性がさらに濃厚となっている。(詳細は6月28日号)