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市場データ
2022.09.20
セルメ税制対象品目拡大で外用消炎鎮痛剤らの伸長予測
インテージヘルスケアは先ごろ日本一般用医薬品連合会・日本OTC医薬品協会が行ったプレスセミナーで、セルフメディケーション(セルメ)税制の対象品目拡大がOTC薬市場に与える効果と、税制申告者増への期待感に関する推計データを公表した。セルメ税制は今年からスイッチOTC薬だけでなく、風邪、アレルギー、腰痛・関節痛・肩こりの3症状の非スイッチ品も対象範囲に加えられており、税制対象となるOTC薬の市場規模は、インテージ社の直近1~6月POSデータで従来のスイッチ品1291億円+非スイッチ品 917億円=2208億円に増加。単純計算で販売金額が1.7倍となる実績データからも、「セルメ税制の申告に必要なOTC薬の年間購入金額1万2000円に到達しやすくなり、税制申告者数が増えることが予測される」としている。(詳細は9月28日号)