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2024.09.20
濫用リスク薬販売の遵守率改善も2割弱で複数購入確認
厚生労働省は令和5年度の医薬品販売制度実態把握調査結果を公表し、「濫用等のおそれのある医薬品を複数購入しようとした時の対応」に関しては、昨春かぜ薬などに指定範囲が拡大されたものの販売時の対応が適切であった割合は低下は見られず、前年に比べると改善がみられる結果となった。しかしながら、若者による市販薬のオーバードーズが社会問題として深刻化し、医薬品販売制度の見直しにおいて資格者による関与および濫用対策の徹底が強く求められる情勢のなか、複数購入調査において「質問されずに購入できた」ケースが未だ19%強で確認されたという実態への指摘は厳しいものがある。(詳細は9月25日号)