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2023.05.09
現場の負担前提とした早急な電子処方箋推進に疑問と不満噴出
電子処方箋推進協議会の第２回会合が４月下旬に開かれ、最新の導入状況を共有するとともに、これを踏まえた推進策に関する議論を行った。電子処方箋について厚生労働省は、システムや運用面で特にトラブルはなく、滑り出し段階の課題であるシステムベンダーの対応拡大やＨＰＫＩカード発行加速に進捗が見られるとしているが、局地的な運用では当然ながら導入メリットが医療側・患者側とも享受しにくく、そもそもマイナ保険証・オンライン資格確認が定着していない段階での早急な進め方に対して構成員から疑問が噴出。費用負担をはじめ、実質的に現場の努力だけを期待する行政の姿勢に改めて強い反発が寄せられるなど、推進を目的とする協議会の意味合いから微妙にかけ離れたやり取りもみられている。（詳細は５月10日号）
